スペイン南部のアンダルシアの州都がSevillaであります。
フラメンコの曲目で知られるセビジャーナスは、まさにセビージャで生まれた踊り。
そして、この都市の名前は、英語表記からセビリア、セビーリャやセビージャとも
呼ばれたりします。
西暦700年代に、アフリカ大陸のイスラム教徒がセビージャを制服してから
イスラム文化の影響をかなり受けてきました。
これによって、町にある歴史的な建造物は時代背景に従って様々な文化が
混在します。
まずは、セビージャはマドリッドから飛行機、普通列車、高速列車(AVE:アベ)、
そしてバスでアクセスできます。
一番便利な方法は、高速列車のアベで2時間半です。
また、時間に余裕があって交通費を安く済ませたいのであれば、長距離バスです。
そして、セビージャではフラメンコ留学としてやって来る日本人もかなり知られて、
川を挟んだトゥリアナ地区に住居を構える人が多いです。
フラメンコ教室やフラメンコショーなど、また近年中心街にフラメンコ博物館も
開館されています。
セビージャの中心地で欠かせないのが、スペイン最大でコロンブスの遺体が
眠る大聖堂(Catedral:カテドラル)、市内で一番高いヒラルダの塔で町を一望
でき、またその横には、14世紀のペドロ王の時に完成されたアルカサルも
広くて見所がたくさんあります。
そして、町の中心を流れるグアダルキビール川の沿岸に正十二画角形の
黄金の塔(昔は、上部が金色の陶器で輝きがあった)があります。
また、1929年のスペイン・アメリカ博覧会の開催で作られたスペイン広場は、
一目見るとその広大さに圧倒されます。
オペラとして世界的に有名な「カルメン」が働いていたタバコ工場の跡地は、
現在セビージャ大学の一部になっています。
そして、アルカサルの近くにある、サンタ・クルス地区は、かつてユダヤ人が
住んでいて、陽気なアンダルシアとは対照的に物悲しさを感じます。