<サッカー欧州選手権2008のドイツとの決勝戦でスペインのハイライトシーン>
2007年8月28日、スペインサッカーのファンにとっては悲しい日です。
実は、2007-2008シーズン開幕戦の25日はSevilla FC(セビージャ)とGetafeCF(ヘタフェ)の
試合日でした。
セビージャFCのプエルタ(Antonio Jose Puerta Perez : アントニオ・ホセ・プエルタ・ペレス)は
この試合で、突然変異等によって起こる心臓疾患が原因で他界した日でもあります。
この日を境に、過去2年間に得た数々のカップとは裏腹に、セビージャFCの強さは、
だんだん色あせてきました。
しかし、2008年6月29日のサッカー欧州選手権2008(ユーロカップ)の決勝戦の日。
実は、スペインは44年ぶりの2回目の優勝を果たしました。
相手は、強敵の過去3回優勝しているドイツです。
また、この決勝戦直前にロシア(2対0)やイタリア(1対0:延長試合後のペナルティキック
による勝ち点)を打ち下しています。
最終戦の試合の始まりは、ドイツ選手の手際良い攻めで優位を思わせました。
しかし、スペインは前半33分、シャビのスルーパスからフェルナンド・トレス(Fernando Torres)が
ゴールを決めて先制点を収めました。
その後もスペインは積極的に攻めるなど圧倒したが、得点には至りませんでした。
優勝が決まったと同時に、一人の選手がユニフォームを脱いで、去年まで活躍していた
プエルタ選手の顔写真と彼の背番号が付いたTシャツを着衣して、「優勝を旧友と分かち合う」
光景が非常に印象的でした。
しかし、今回の優勝がスペインの良い旋風になってくれればと思います。