(1) ケースと23cmアバニコ |
(2) ケースの裏面 |
(3) ケースの表面 |
(4) 23cm収納時の裏面 |
(5) 23cm収納時の表面 |
(6) 19cm収納時の表面 |
(7) ケース表面の拡大 |
(8) 紐部分の拡大 |
スペインでは扇子の事をアバニコ(abanico)と言います。
フラメンコを知っている方なら小物としてこの言葉がわかります。
さて、今回はアバニコではなく、アバニコ入れ(保存ケース)の話。
去年迄は、安くて良い品がありましたが、昨今の物価の高騰とユーロ高で
全ての商品も値上がり続き。
スペインでも革のケースや布のケースもありますが、シンプルでありながら
値段はそこそこします。
最近、知り合いの方に19cm用のアバニコケースがないか聞かれました。
実は、スペイン人は23cmかそれより大きいサイズを携帯しているので、
小さいサイズの保存ケースはほとんど見かけません。
そこで、すぐさまアバニコの大きさが気にならない保存ケースを考えました。
もちろん、元々基本的な構成は頭の中にあったのですが今回は製作に初挑戦!
最終的に、最初に考えた物とは違って思ったより良い物が出来ました。
布は、軽くて洗濯後アイロン不要のコチーボ(又はクレス)の材質。
そして、紐の部分は光沢のあるスペインの絹糸を用意し、その糸をよって組み紐の
感じに仕上げています。
画像では良くわからないですが、色はベージュ色で品の良い白金色です。
さて、最終的な仕上がりは、長さ30.5cm、外幅7cm(内幅6cm)。
紐の長さは25cm(27本の絹糸より構成)、保存ケースは超軽量の7gです。
このアバニコケースの最大の特徴は、19から25cmのアバニコが自由に
収納できることです。
今回は、見栄えを考えて表面の下方に豪華な幅広の金色リボン素材を装飾。
これは、お世話になった方へのプレゼントになりました。