スペイン南東の地中海沿岸地域にあるレバンテ地方の中で、スペインワインの産地でもある
アリカンテは古くから重要な地中海貿易の港でした。
そのため、昔から輸出が盛んでしたが、そのほとんをバルクワインが占めていました。
また、ここでしか飲めないユニークなスペインワインとして愛飲されてきたのが、フォンディリョンと
いう甘口のスペインワインです。
黒ブドウのモナストレル種を天日干しの後、醸造し、長期間樽熟成させたスペインワインで、
アルコール度数は16度です。
近年は、新技術が取り入れられており、モナストレル等の在来品種の他、カベルネ・ソーヴィニオンや
シラー、シャルドネ、リースリングなども栽培され、輸出も多くなっています。