スペインワインの産地として知られるリアス・バイシャスは、ガリシア地方のリアス式海岸の下部
(南部)ということを示しています。
スペインの中では降水量の多い地域であるものの、地盤が主に花崗岩でできているため、
水はけが良く、ブドウ畑は入り江のすぐ背後に迫る山の丘陵地や、ミーニョ河にそった渓谷など
に位置しています。
スペインワイン産地、リアス・バイシャスの代表品種はアルバリーニョで、全栽培面積の90%以上を
占めています。
どこかリースリングのような上品な香り、生き生きとした果実、心地よい酸味をもつ白ワインを生みます。
小さな栽培農家が多かったこの地域も、協同組合の発足、最新技術の導入等により、1988年には
DOを獲得しました。
現在では「スペインで最も上質な白ワイン産地」として知られるようになり、海外からも注目され、
輸出も盛んになっています。